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伊弉諾神社

支部名 大飯郡支部
神社名 伊弉諾神社
境内社名 恵比須神社、稲荷神社、金剱神社
旧社格 指定村社
郵便番号
鎮座地 福井県大飯郡高浜町小和田51-14
電話番号
FAX番号
御神徳
主な祭典 龍の舞、田楽の舞
宮司 松田悦夫
URL (なし)
e-mail (なし)
特記事項
御祭神 伊弉諾命
伊弉冉命
阿遲鉏高日子根命
宇津志国玉命
綿津海三柱命
五男三女八柱命
中古地大神
熊野久須毘大神
常勝大神
金刀毘羅大神

由 緒

往昔、当地方に居住の先人が渡海族の祖神「綿津海三柱命」を祭祀したのを始めとし、上古、霊峰青葉山を領(うしは)き坐す伊弉諾、伊弉冉2柱を国家鎮護の霊神と仰ぎ、山麓に社殿を築いて創祀すると共に、有縁(ゆかり)の神々13柱を勧請して相殿に奉祀した。
『延喜式神名帳』に記載の「伊射奈伎神社」の論社とも言われ、『若狭国神名帳』に所載の古社である。文永二年(1165)の「大田文」に社領神田2反とあり、又、松尾寺の参道にもあたり、多くの参詣者がある。平安時代に花山院が聖駕を駐められ、社前に欅を御手植されたと伝えられる当地随一の霊社である。
金剱山鎮座の金剱明神は、養老3年(719)に泰澄大師の創立という。建久年間(190~99)に故あって金剱明神を伊弉諾神社に合祀して、「金剱宮」とのみ尊称した。然し、明治11年に社号を伊弉諾神社に復し、金剱神社は、境内社として祭祀した。かくて、創祀の真姿に復帰して神威全きを得た。
明治44年に氏子区内の4社を合祀した。大正元年8月26日に神饌幣帛料供進の神社に指定された。
大正4年に本殿を修復、拝殿を新築。昭和3年に大大典記念事業に玉垣を建立。神楽殿、参集所、宮守舎等を整え、同63年に昭和天皇御在位60年を記念して、神饌所兼直会所を改築し社頭一新。崇敬の念いよいよ篤い。
中古地神社(当社の元境外社)が、以前に鎮座された中古山麓で、昭和46年3月に赤土を採取していた処、弥生後期の石剣と石矛が、ほぼ完全な形で、且つ、両者一組で出土した。これは、当地方の古代史に大きな意味と価値をもつものである。昭和51年4月に国の文化財に指定された。
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